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Jリーグの中でスタジアムの満員率が高いチームはどこか?意外なチームが1位に!?

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Jリーグ中でスタジアムの満員率が高いチームはどこだと思いますか?

みなさんがJリーグの試合を観戦した時に、スタジアムの空席が目立つ試合もあると思います。

空席が目立つ理由は以下の2つです。

①観客数が少ない

②スタジアムの収容人数が多い

 

この2つの理由を指標として、今回はスタジアムの満員率を分析します。

 

まず、満員率の計算式は以下とします。

満員率(%)=観客数÷スタジアムの収容人数

 

満員率が高ければ、スタジアムの空席は少なく満員率が低ければスタジアムの空席が目立つということになります。

また、ビジネスの視点では、満員率が高ければ、資源(=スタジアム)の利用が効率的であり、満員率が低ければ、資源(=スタジアム)の利用が非効率であると捉えることができます。

 

さて、Jリーグの中でスタジアムを一番効率的に利用しているチームはどこでしょうか。データをもとに見ていきます。

 

満員率の指標①:スタジアムの収容人数

満員率の1つ目の指標であるスタジアムの収容人数を見ていきます。

J1チームのスタジアムを収容人数の多い順に並べたランキングが表1となります。

横浜F・マリノスの日産スタジアムが1位、浦和レッズのさいたまスタジアム2002が2位、FC東京の味の素スタジアムが3位となります。

 

満員率の指標②:観客数

次に、満員率の2つ目の指標である観客数を見ていきます。

観客数は以下の計算式による平均観客数とします。

平均観客数=観客数合計(2016年度J1リーグ戦+YBCルヴァンカップ)÷試合数

※昇格チーム(札幌、清水、C大阪)の観客数合計は2016年度のJ2リーグ戦。

先程の表1に平均観客数を追加したものが表2となります。

 

スタジアムの満員率が高いチームはどこか?

スタジアムの満員率を見ていきます。

最初に記載した以下の計算式を利用します。

満員率(%)=観客数÷スタジアムの収容人数

 

J1チームのスタジアムの満員率の順位は表3となります。

 

満員率の1位は、観客数が多いことで知られる浦和レッズやガンバ大阪やFC東京ではなく、意外にもジュビロ磐田の89.2%となります。

平均観客数で9割近い満員率となっているのは驚異的な数字です。

 

スタジアムの収容人数と満員率の順位の相関関係

さらに分析を進めるために、スタジアムの収容人数ランキングと満員率ランキングの相関関係を見ていきます。

スタジアムの収容人数ランキングと満員率ランキングの順位の増減を示したものが表4となります。

 

表4を見ると、スタジアムの収容人数と満員率の順位はきれいに反比例の傾向が見えてきます。

満員率1位のジュビロ磐田がスタジアムの収容人数では最下位であり、スタジアムの収容人数1位の横浜F・マリノスが満員率では最下位であることが最たるところです。

平均観客数が35,475人とJリーグの中では断トツの観客数を誇る浦和レッズにおいても、満員率では55.7%で9位にとどまっています。

 

ビジネスの視点で捉えた時に、ジュビロ磐田はスタジアムに応じた集客が成功しているという見方ができます。一方で浦和レッズは、観客数は多いけれど、スタジアムに応じた集客では改善の余地があるという見方ができます。

スタジアムの満員率を分析することにより、観客数だけでは見えてこなかった課題が浮き上がってきました。

 

まとめ

スタジアムの満員率の1位はジュビロ磐田。ジュビロ磐田はスタジアムに応じた集客が成功している。 スタジアムの満員率を分析することで、観客数だけでは見えなかった課題が浮き上がる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    緩衝帯の数を考慮しないと

    1. football-for より:

      「サッカービジネスの教科書」の記事を読んでいただきありがとうございます。
      また、コメントもありがとうございます。
      緩衝帯の数を考慮できたら、より正確な分析になると思います。
      緩衝帯の数は各スタジアムの各試合によって異なり、算定が難しいため、この分析では含めていないです。
      緩衝帯の数に関するデータが入手できたら、それも含めて分析したいと思います。
      今後も「サッカービジネスの教科書」に目を通していただけると嬉しいです

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