Jリーグ 収入

Jリーグでチケット価格が高いチームは?入場者数が多いチームは?Jリーグの入場料収入を分析。

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今回はJ1クラブ決算から入場料収入を見ていきます。

入場料収入とはホームスタジアムでの入場者が支払う金額、つまりチケット代金の合計金額です。

入場料収入はJリーグのクラブの収入合計の中で、広告料収入に続いて2番目に大きい収入ですので、クラブ経営において非常に重要な指標となります。

 

入場料収入が多いチームは?

最初にJリーグの各クラブの入場料収入のランキングを見ていきます。入場料収入のランキングは表1となります。

入場料収入の1位は浦和レッズの23億7500万円となり、2位はガンバ大阪の13億9000万円3位は横浜F・マリノスの10億500万円となります。

1位の浦和レッズの入場料収入は2位のガンバ大阪の約1.7倍、3位の横浜F・マリノスの約2.4倍となりますので、圧倒的な1位であることが分かります。

表1のJ1チームの入場料収入の平均は7億4700万円ですが、表1を見ると7位以下のクラブは平均以下の入場料収入となっていますので、上位クラブと下位クラブの格差が大きいことが分かります。

 

チケット価格が高いチームは?入場者数が多いチームは?

『 入場料収入 = 入場者数 × チケット価格 』となりますので、入場料収入を入場者数とチケット価格の項目に分解して見ていきます。

先ほどの入場料収入のランキングに、各チームの入場者数合計とその順位、平均チケット価格とその順位を追加したものが表2となります。表2から入場料収入に影響を及ぼす項目が入場者数であるのか、平均チケット価格であるのかが分かります。

①浦和レッズの場合

入場料収入1位の浦和レッズは、入場者数合計と平均チケット価格の両方で1位であることが分かります。

2位のガンバ大阪と比較して、入場者数合計で約1.48倍の差があるだけでなく、平均チケット価格においても約1.15倍の差がありますので、入場料収入においては約1.7倍もの差となっています。

入場料収入を増加させるためには、入場者数を増やすだけでなく、各入場者のチケット価格を高く設定することが必要となります。但し、通常はチケット価格を高く設定すると、入場者数が減少しますので、そのバランスはJリーグの各クラブにとって非常に難しい課題です。

浦和レッズの場合は、入場者数が多い状況を維持したままで、平均チケット価格を高く設定できていますので、入場者数と平均チケット価格のバランスが非常に優れているといえます。

 

②アルビレックス新潟の場合

入場料収入が7位であるアルビレックス新潟は、入場者数合計では6位と上位にいるものの、平均チケット価格では15位と下位に沈みますので、入場者数と平均チケット価格のバランスに課題があることが分かります。

アルビレックス新潟は2014シーズンまでは一定数のチケットを無料招待券として配布していましたので、その影響を受けて、現在でもチケット価格を高く設定するのが難しい状況にあると考えられます。

無料招待券によりアルビレックス新潟の試合を知ってもらって、有料の入場者数に繋げていく取り組みは成功したといえますので、次は平均チケット価格を高く設定するための取り組みが必要となります。

 

③ヴィッセル神戸の場合

入場料収入で16位であるヴィッセル神戸は、入場者数合計では8位と健闘しているものの、平均チケット価格では18位と最下位に位置しますので、平均チケット価格に大きな課題があることが分かります。

ヴィッセル神戸の平均チケット価格は1,362円ですが、ヴィッセル神戸のチケット価格帯はそこまで低くなく、またチケット価格が低い学生の入場者数が特別に多いわけでもありませんので、平均チケット価格が著しく低い要因はスポンサー企業等に渡している無料招待券の影響が大きいと考えられます。

平均チケット価格を高くするためには、ヴィッセル神戸の試合の魅力を高めていくことが必要です。元ドイツ代表の10番であるルーカス・ポドルスキを獲得したのも、ヴィッセル神戸の試合の魅力を高める施策の1つと考えられます。

 

まとめ
・Jリーグで入場者数が多いチーム、平均チケット価格が高いチームは共に浦和レッズ。
・Jリーグの各クラブにとって入場者数と平均チケット価格のバランスは非常に難しい課題

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