Jリーグ 収入

経営の見直しが必要なチームは?Jリーグのチーム収入ランキングが鳴らす警笛!

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Jリーグで昨シーズンより収入を増加させたチームはどのチームだと思いますか?

今回は2016年度の収入ランキングを見るとともに、2015年度の収入と比較することで、収入を増加させることに成功したチームと失敗したチームを見ていきます。

 

2016年度のJ1クラブの収入(営業収益)ランキングの結果は?

Jクラブの決算報告の中で収入の合計に該当する会計上の科目は営業収益となりますので、この営業収益のランキングを見ていきます。

2016年度の営業収益ランキングは表1となります。

Jリーグにおけるビッククラブの営業収益の目安を40億円とすると、それを超えているチームは7チームあります。

浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、名古屋グランパス、横浜F・マリノス、FC東京、川崎フロンターレの7チームです。

この7チームはJリーグの中でも収益基盤が安定しているチームですので、他のチームと比較して優秀な選手と監督を揃えることが出来ます。

Jリーグにおいて、この7チーム以外から優勝チームが現れた時には、予想外のチームが優勝したと表現できると言えます。

その意味で2012年2013年2015年に優勝したサンフレッチェ広島は収益基盤から考えると、まさに予想外のチームの優勝です。快挙を成し遂げたと言えるものです。

また、広島とは反対に2016年の名古屋グランパスの降格は、収益基盤から考えると、予想外のチームが降格したと言えます。暴挙を犯したと表現し得る事態でした。

 

昨シーズンと比較して収入(営業収益)が増加しているクラブは?

 次に、昨シーズンとの営業収益の比較により、営業収益の増減を見ていきます。

先程の2016年度の営業収益ランキングに、2015年度の営業収益、2015年度と比較した2016年度の増加額、増加率の項目を追加したのが表2です。

昨シーズンと比較して営業収益の増加額が多いチームは、1位が鹿島アントラーズ、2位がガンバ大阪、3位が浦和レッズとなります。

鹿島アントラーズ、浦和レッズは2016年度に優勝争いを繰り広げたことによる観客動員数の増加と獲得賞金が営業収益を押し上げています。

また、ガンバ大阪は新スタジアムによる観客動員数の増加が営業収益を押し上げています。

昨シーズンと比較した営業収益の増加率に目を向けると、1位の鹿島アントラーズ、2位のガンバ大阪に続いて、3位にアルビレックス新潟が入ってきます。

アルビレックス新潟は、広告料収入、入場料収入、Jリーグ配分金、アカデミー関連収入は昨シーズンとあまり変わっていませんが、物販収入とその他収入を合計した金額が大きく増加しています。

多くのJクラブが昨シーズンと比較して営業収益を増加させている中で、FC東京、柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府の3チームは営業収益が減少しています。

ヴァンフォーレ甲府の営業収益の減少は200万円と少額ですので、営業収益が大きく減少したチームはFC東京と柏レイソルの2チームのみとなります。

FC東京は広告料収入の減少、柏レイソルは入場料収入の減少が主な要因ですが、他のクラブが増加している中での減少ですので、経営の問題点として根が深い可能性があります。

他のクラブが増加しているということは、Jリーグ全体の人気としては拡大局面であり、経営環境としては恵まれていたはずだからです。

FC東京と柏レイソルは経営環境として恵まれていた状況下で、収入を増加させることが出来なかったことになります。2017年度にさらに深刻な状況に陥らないように、両クラブは経営の見直しが急務です。

 

まとめ
・浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪の3チームは昨シーズンから収入を大きく増加させており、収入ランキングでもTOP3を占める。
・FC東京と柏レイソルは経営環境として恵まれていた状況下で、収入を増加させることが出来なかった。2017年度にさらに深刻な状況に陥らないように、経営の見直しが急務。

※今回の分析では、Jリーグ公式HPの「Jクラブ個別経営情報開示資料」を使用。

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