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Jリーグの新放映権料契約は諸刃の契約?各国の放映権料との比較で理解する。

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Jリーグの放映権料はどれくらいか知っていますか?

現在進行中の2016年シーズンは約50億5500万円となります。

そのJリーグの放映権料にビッグニュースが飛び込んできたのが7月20日。
2017年シーズンから10年間で総額2100億円の放映権契約をデジタル・スポーツコンテンツ&メディア企業『Perform Group』のスポーツライブストリーミングサービス『DAZN』と締結するとの内容です。
1シーズン換算は約210億円ですので、現状の約4.2倍です。

この金額だけをみるとJリーグは大成功をおさめたようにみえますが、ヨーロッパの主要リーグと比較すると異なる側面が見えてきます。

Jリーグの放映権料とヨーロッパ主要リーグの放映権料を比較する

ヨーロッパの主要リーグの2016-17シーズンの放映権料とJリーグの現契約(約50億5500万円)及び新契約(約210億円)の放映権料を比較した表が以下となります。
放映権料.JPG

1位のプレミアリーグ(イングランド)と比較すると、プレミアリーグの放映権料はJリーグの現契約に対しては47.6倍、新契約に対しても11.5倍となり大きな差があります。
また、5位のブンデスリーガ(ドイツ)と比較しても、ブンデスリーガの放映権料はJリーグの現契約に対しては14.6倍、新契約に対しても3.5倍とやはり大きな差があります。

ブンデスリーガとの比較では、Jリーグの新契約は3.5倍ですのでかなり近づいた印象を与えますが実は違います。

ブンデスリーガは2017-18シーズンから新契約となり、金額は年間約1690億円になります。3.5倍に近づいたのも束の間で約8倍に引き離されます。

ブンデスリーガの新契約は4年間です。一方でJリーグの新契約は10年間ですので、4年後にはさらに金額の差は拡大するはずです。

ヨーロッパの主要リーグと比較すると、Jリーグの放映権料の契約は大成功とはいえません。それどころか、10年間の契約にしたことでJリーグの今後の収益の増大を妨げる可能性すらあります。

Jリーグの新契約はJチームの収益を今より底上げすることは間違いないですが、将来の成長の上限を決めてしまった契約ともいえます。

まとめ
Jリーグの新契約はJチームの収益を底上げするが、将来の成長の足かせにもなる諸刃の契約

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