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Jリーグはプロ野球に完敗!?日本の2大プロスポーツの入場者数を分析します。

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Jリーグとプロ野球の入場者数はどちらがどれだけ多いと思いますか?

 

日本のプロスポーツの中でJリーグとプロ野球は頻繁に比較される2大スポーツです。今回は入場者数の観点でJリーグとプロ野球を見ていきます。




 

最初にJリーグの入場者数を見ていきます。
各Jチームのリーグ戦とナビスコ杯の入場者数合計のランキングが以下の表1となります。

 

表1プロ野球比較.JPG

 

第1位は浦和レッズの67万5449人です。J1チーム合計としては584万6560人となり、平均は32万4809人となります。ホームでの試合数はリーグ戦とナビスコ杯の合計で18試合~22試合となっています。

 

プロ野球の入場者数は?

 

次にプロ野球の入場者数を見ていきます。
プロ野球の各チームのホームゲームの入場者数のランキングが以下の表2となります。

 

表2プロ野球比較.JPG

 

第1位は巨人の300万1187人です。プロ野の全チーム合計としては2423万6920人となり、平均は201万9743人となります。ホームでの試合数は71試合もしくは72試合となっています。




入場者数ではJリーグの完敗

 

Jリーグとプロ野球をあわせたランキングが以下の表3となります。
表3プロ野球v2.JPG

 

プロ野球の全チームがJチームの上の順位となります。プロ野球の最下位のロッテでさえ、J1チームの第1位の浦和の約1.96倍の入場者数となります。

 

この差の一番の要因は試合数です。Jリーグの平均が年間20試合なのに対してプロ野球の平均は年間71.5試合となり約3.58倍の試合数の差があります。
試合数を多くできることはプロ野球の最大のストロングポイントです。プロ野球では週6試合を行えますが、サッカーでは週2試合が限度です。サッカーは1試合あたりの選手の疲労度が高いという特性によるものですので、試合数を週2試合以上にすることは難しいです。

 

試合数ではプロ野球に勝てる見込みがないJクラブが取り組むことができることは以下の3点です。
①1試合あたりの入場者数を増やす
②1試合あたりの入場料収入以外の収入を増やす
③1試合あたりの収益性を高める

 

1試合あたりの価値を上げて収益性を高めていくという考えです。
Jクラブの方向性としてはこの考え方が基本になります。

 

1試合平均の入場者数では浦和が健闘

 

最後に1試合平均の入場数をJリーグとプロ野球をあわせたランキングで見ていきます。表4となります。

 

表4プロ野球比較.JPG

 

浦和レッズが第3位となり、プロ野球と比較してもトップクラスの平均入場者数であることが分かります。また、9位の東京も健闘しています。但し、Jリーグ3位の横浜F・マリノスは13位となり、プロ野球と比較すると最下位争いの順位となる現状があります。

 

サッカーは試合数の上限があるため入場者数の合計ではプロ野球には勝つことができないですが、平均入場者数では勝てる余地は十分にあります。各Jチームは平均入場者数をプロ野球に負けないレベルに引き上げることが課題となります。

 

まとめ

入場者数はプロ野球が圧倒的に多い。各Jチームは1試合の平均入場者数を引き上げることが必要。

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