Jリーグについて

プロ野球に対抗できるJリーグの潜在能力とは?日本の2大プロスポーツの2017観客動員数の比較から見えたもの。

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Jリーグとプロ野球の観客動員数はどちらが多いと思いますか?

日本のプロスポーツの中でJリーグとプロ野球は頻繁に比較される2大スポーツです。今回は観客動員数の観点からJリーグとプロ野球を比較していきます。




2017年シーズンのJリーグの入場者数は?

最初にJリーグの入場者数を見ていきます。

Jリーグの場合、ホームで開催する試合としては、リーグ戦とルヴァン杯とACL(アジアチャンピオンズリーグ)となります。

J1チームのリーグ戦とルヴァン杯とACLの総入場者数のランキングが以下の表1となります。

第1位は浦和レッズで、総入場者数は80万1419人、平均入場者数は3万2057人となります。これがJリーグの最大値となります。

また、J1チームの総入場者数の平均は36万6486人であり、平均入場者数は1万7224人となります。

J1チームのホームでの試合数はリーグ戦とルヴァン杯とACLの合計で20試合~25試合となっています。

 

2017年シーズンのプロ野球の入場者数は?

次に、プロ野球の入場者数を見ていきます。

プロ野球の場合、ホームで開催する試合として、リーグ戦とCS(クライマックスシリーズ)と日本シリーズとなります。

プロ野球のチームのリーグ戦とCSと日本シリーズの総入場者数のランキングが以下の表2となります。

第1位は阪神タイガースで、総入場者数は317万4454人、平均入場者数は4万2326人となります。これがプロ野球の最大値となります。

また、プロ野球のチームの総入場者数の平均は215万8455人であり、平均入場者数は2万9433人となります。

プロ野球チームのホームでの試合数はリーグ戦とCSと日本シリーズの合計で71試合~80試合となっています。




入場者数ではプロ野球がJリーグを圧倒

Jリーグとプロ野球の入場者を比較していきます。

Jリーグとプロ野球をあわせた総入場者数のランキングが以下の表3となります。

ランキングですが、プロ野球の全チームがJリーグのチームより上の順位となり、プロ野球がJリーグを圧倒していることが分かります。

 プロ野球のトップの阪神タイガースは、Jリーグのトップの浦和レッズの約3.96倍もの入場者数を記録しています。また、プロ野球の中で最下位の千葉ロッテマリーンズでさえ、浦和レッズの約1.81倍の入場者数となっています。

この差の一番の要因は試合数です。Jリーグの試合数の平均が年間21試合なのに対してプロ野球の平均は73試合となり約3.48倍の試合数の差があります。

試合数を多くできることはプロ野球の最大のストロングポイントです。プロ野球では週6試合行えますが、サッカーは1試合あたりの選手の疲労度が高いという特性があるため、週2試合が限度となります。

 

1試合平均の入場者数では浦和レッズが上位にランクイン

Jリーグとプロ野球の1試合平均の入場者数を比較していきます。

Jリーグとプロ野球をあわせた1試合平均の入場者数のランキングが以下の表4となります。

Jリーグ勢では浦和レッズが第4位となっています。Jリーグにおいて圧倒的な入場者数を誇る浦和レッズはプロ野球と比較してもトップレベルの平均入場者数であることが分かります。

但し、Jリーグで健闘しているのは浦和レッズだけで、Jリーグ2位のFC東京になると、プロ野球11位のオリックス・バファローズを僅差で上回る程度の平均入場者数に落ち込みます。

プロ野球はJリーグよりも平日開催の試合が多くあることを考えると、プロ野球の平均入場者数は驚異的です。平日でもスタジアムに多くの観客を集めることができるのは、プロ野球の底力といえます。

 

プロ野球に対抗できるJリーグの潜在能力とは?

最後に、Jリーグの可能性を探ります。

Jリーグが入場者数でプロ野球に追いつくためには、まずはホームの試合の入場者数を増やすことが先決です。現在のJリーグの試合は満員となることが少ない状況ですので、Jリーグの各チームがスタジアムの入場者数を増やす努力を続け、スタジアムを満員の状態に近づけることが必要となります。

但し、全ての試合でスタジアムを満員にしたとしても、サッカーは一週間に開催できる試合数の上限があるため、入場者数の合計でプロ野球に勝つことは不可能に近いです。

これはJリーグに限った話ではなく、サッカーリーグ全般に言えることです。

例えば、世界で最も人気のあるサッカーリーグであるイングランドプレミアリーグの中で一番の入場者数を誇るマンチェスター・ユナイテッドでさえも、リーグ戦のホームの試合の年間総入場者数は143万790人ですので、プロ野球1位の阪神タイガースの317万4454人には遠く及ばす、半分以下の入場者数です。

このように見ていくと、Jリーグはプロ野球に太刀打ちできないように見えますが、Jリーグにも可能性はあります。

マンチェスター・ユナイテッドの年間総入場者数は阪神タイガースの半分以下でしたが、所属選手の平均年棒となると、マンチェスター・ユナイテッドは阪神ダイガースを圧倒します。

マンチェスター・ユナイテッドの所属選手の平均年棒が約7億2300万円(2017年:1ユーロ=134円換算)に対して、阪神タイガースの平均年棒は4162万円(2018年)ですので、その差は約17.4倍にもなります。

この差の一番の要因は、テレビ放映権料による収入です。大手市場調査会社であるカンター社の発表によると、マンチェスター・ユナイテッドのファンは世界に推定で6億5,900万人いるとのことですので、スタジアムでの観戦者以外にも、世界中の多くのファンがメディアを通じて試合を観戦していることになり、それが放映権料に反映されています。

世界的に見ると、野球がローカルスポーツなのに対して、サッカーはグローバルスポーツですので、サッカーリーグの魅力が向上すれば、メディアを通じた試合の観戦者は日本だけでなく、世界に広がっていく可能性は十分にあります。これこそが、プロ野球に対抗できるJリーグの潜在能力です。

マンチェスター・ユナイテッドのファンの6億5,900万人のうち、3億2500万人がアジアにいるということですので、地理的に優位性があるJリーグがアジア市場のサッカーファンを獲得できれば、メディアを通じた試合の観戦者数ではプロ野球を超えることは十分に可能であると考えます。

 

まとめ

・入場者数はJリーグよりプロ野球が圧倒的に多い。
・平均入場者数もJリーグよりプロ野球が多い。Jリーグの唯一の例外は浦和レッズ。
・平日でもスタジアムに多くの観客を集めることができるのがプロ野球の底力。
・サッカーはグローバルなスポーツであるため、Jリーグの魅力が向上することで、メディアを通じた試合の観戦者を世界に広げることが可能。これこそが、プロ野球に対抗できるJリーグの潜在能力。




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コメント

  1. はんこっく より:

    ひとつ言えるのがJリーグがもしプロ野球と同じ試合数だったらもっと平均入場者数減ってます、逆にプロ野球がJリーグと同じ試合数ならもっと平均入場者数増えてます。

  2. 名無し より:

    世界中にファンつくれるサッカーチームを日本に?

    日本トップの浦和レッズの国外のファン数知りたいなw

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