Jリーグについて

歴代優勝チームから見るJリーグの魅力とは?欧州4大リーグとの比較で分かるJリーグの優れた特徴。

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2017シーズンのJリーグは川崎フロンターレの初優勝で幕を閉じ、Jリーグの歴代優勝チームにまた新たに1チームが名を連ねました。

今回はJリーグの歴代優勝チームと欧州4大リーグの歴代優勝チームを比較することで、Jリーグの特徴とJリーグの魅力を見ていきます。




Jリーグの歴代優勝チームは?

最初にJリーグの歴代優勝チームを見ていきます。

1993年に開幕したJリーグは、四半世紀の時を経て2018年に25周年となります。この25年のJリーグの歴史の中で優勝したチームは何チームあると思いますか?

Jリーグの歴代優勝チームの一覧が表1となります。優勝回数の順です。

表1が示すとおり、1993年から2007年の25回のシーズンの中で優勝経験のあるチームは10チームとなります。

10チームの内訳ですが、優勝回数が一番多いのは8回優勝している鹿島アントラーズです。25回のシーズンの中で8回の優勝となりますので、優勝率は32%です。3年に1度は優勝している計算となります。

鹿島アントラーズの優勝回数が少し多くなっていますが、Jリーグ全体としては優勝チームが分散しているといえます。

次に、Jリーグの優勝チームが本当に分散しているのかどうかを、欧州4大リーグとの比較で見ていきます。

欧州4大リーグの歴代優勝チームは分散しているのか?

次に欧州4大リーグの歴代優勝チームを見ていきます。

Jリーグと比較するために、Jリーグが開幕した1993年以降の優勝チームを対象とします。

①プレミアリーグ

プレミアリーグの歴代優勝チームの一覧が表2となります。プレミアリーグはJリーグと同じ時期の1992-93シーズンが最初のシーズンとなりますので、表2には全シーズンが含まれています。

表2が示すとおり、プレミアリーグで優勝経験のあるチームはたった6チームです。名門クラブであるリバプールすら優勝していません。

6チームの中で、優勝回数はマンチェスター・ユナイテッドが13回と頭一つ抜けています。チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティーのビッククラブが次に続きます。

この中で、マンチェスター・ユナイテッドの優勝率は52%となり、2回に1回は優勝している計算になりますので、驚異的な成績です。

プレミアリーグの参加クラブは20チームですが、歴代優勝チームは6チームのみと分散しておらず、優勝できるクラブはごく一部のクラブに限られていることが分かります。

 

②リーガエスパニョーラ

リーガエスパニョーラの歴代優勝チームの一覧が表3となります。Jリーグが開幕した1993年以降の優勝チームとなります。

表3が示すとおり、1993年以降でリーガエスパニョーラで優勝経験のあるチームはたった5チームです。しかも、バルセロナとレアル・マドリードの2チームが突出しており、両チームをあわせた優勝回数は20回となり、優勝率は80%になります。

リーガエスパニョーラの参加クラブは20チームですが、1993年以降の歴代優勝チームは5チームのみと分散しておらず、優勝できるクラブはごく一部のクラブに限られていることが分かります。

また、リーガエスパニョーラの場合には、シーズン当初から現実的な目標として優勝をかかげることができるチームは、バルセロナとレアル・マドリードの2チームに、今であればアトレティコ・マドリードを加えた3チームのみという状況です。




③ブンデスリーガ

ブンデスリーガの歴代優勝チームの一覧が表4となります。Jリーグが開幕した1993年以降の優勝チームとなります。

表4が示すとおり、1993年以降でブンデスリーガで優勝経験のあるチームはたった6チームです。その中でも、バイエルン・ミュンヘンの優勝回数が15回と突出しており、優勝率は60%にもなります。

ブンデスリーガの参加クラブは18チームですが、1993年以降の歴代優勝チームは6チームのみと分散しておらず、優勝できるクラブはごく一部のクラブに限られていることが分かります。

また、現在のブンデスリーガは、バイエルン・ミュンヘンの1強といえます。ボルシア・ドルトムントのエースだったポーランド代表のレバンドフスキやドルトムントの主将であったドイツ代表DFのフンメルスが、ともにバイエルン・ミュンヘンに移籍したことからも、バイエルン・ミュンヘンの戦力が突出していることが分かります。

 

④セリエA

セリエAの歴代優勝チームの一覧が表5となります。Jリーグが開幕した1993年以降の優勝チームとなります。

表5が示すとおり、1993年以降でセリエAで優勝経験のあるチームはたった5チームです。その中でも、ユヴェントスの優勝回数が11回と多く、優勝率は44%になります。

ユヴェントス、ミラン、インテルの上位3チームの優勝回数は22回となり、この3チームをあわせた優勝率は88%にもなります。

セリエAの参加クラブは20チームですが、1993年以降の歴代優勝チームは5チームのみと分散しておらず、優勝できるクラブはごく一部のクラブに限られていることが分かります。

特に、ユヴェントスは2011-12シーズンから現在まで6連覇を果たしており、1強時代を謳歌しています。

 

Jリーグの特徴とJリーグの魅力とは?

欧州4大リーグとの比較でJリーグの特徴と魅力を見ていきます。

Jリーグが開幕した1993年以降におけるJリーグと欧州4大リーグの優勝したチーム数及び優勝回数が上位2チームの優勝率の一覧が表6となります。

表6の項目ですが、例えばリーガエスパニョーラでいえば、優勝したチーム数は5チームです。また、優勝回数の上位2チームはバルセロナとレアル・マドリードとなり、2チームの優勝率は80%となります。

表6から、欧州4大リーグと比較したJリーグの特徴として以下の2点があげられます。

・優勝を経験したチーム数が多い

・優勝回数の上位2チームの優勝率が低い

この特徴から言えることは、Jリーグは欧州4大リーグと比較して、優勝する可能性があるチームが数多くあり、戦力が均衡しているということです。

戦力が均衡しているということは、それだけ各試合の勝敗の予想がつかず、各試合の勝敗に緊張感が生まれます。単純にいえば、各試合がより面白くなります。このことはJリーグの魅力の1つです。

Jリーグでは、優勝候補と言われるチームでさえも、ホームの試合で勝敗の予想がつかない試合が多いですので、ホームの試合において、勝つか負けるかの緊張感を体感することができます。

この勝つか負けるかの緊張感を体感できることは、欧州4大リーグの優勝候補のチームにとっては決してあたり前のことではありません。

例えば、リーガエスパニョーラの試合におけるレアル・マドリードやバルセロナは、ホームの試合において勝つか負けるかの緊張感はほとんどありません。なぜなら、レアル・マドリードやバルセロナは基本的に勝つからです。両チームが負ける可能性がある試合は両チームが直接対決するクラシコぐらいです。

したがって、レアル・マドリードやバルセロナのクラブ経営としては、ホームの試合で勝つことを前提として、観客の満足度を考える必要があります。

つまり、勝つことは当たり前であり、それだけでは観客の満足度を十分に満たさないので、どのように勝つかということまで考えた施策を考える必要があります。

Jリーグにおけるクラブ経営を考える時にも、Jリーグの特徴と魅了を正確に把握して、その特徴と魅力を活かした施策を考えることが重要となります。

 

まとめ
・欧州4大リーグと比較して、Jリーグは戦力が均衡しており、各試合の勝敗に緊張感が生まれる。このことはJリーグの特徴であり、魅了である。
・Jリーグにおけるクラブ経営を考える時にも、Jリーグの特徴と魅了を正確に把握して、その特徴と魅力を活かした施策を考えることが重要。




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